【9日目】元アパレル店員が6年務めた後に転職を決意した理由
☆“転職”を意識し始めたとき
入社3年目の頃。
それまでは、人並みに大変なことや辛い経験をしながらも環境や人間関係に恵まれていてたので退職は全く頭に無く、同期で転職する人がチラホラ増えても“私はこの会社で成功するんだ!”と思っていた。
☆転職を考えたきっかけ
最初は当時の上司と馬が合なかったこと。
それから社内での自分のポジションに対する不満や上司に対しての不信感が募り退職を決意。
☆転職理由
- お給料面
- プライベートの時間が確保しにくい
- 本部の体制が変わり不信感を抱くようになった
以上3点が私が退職を決意した大きな要点である。
実は、上司との相性の悪さは大きな問題ではなかった。
というのも、前職の会社は人事異動の多さが特徴的で一般企業と違い何年も同じメンバーで働くといことが無いからだ。
実際その上司とも半年で離れることができ、以降は人間関係で悩むことは無かった。
☆お給料面
安月給で意外と重労働。
人件費削減が進み常にギリギリの人員で回している為、役職が付くほど残業も増えるが役職手当の2万円弱に見込み残業代も含まれていて実質サービス残業。恐ろしくて時給換算できない程。
これは会社によると思うが、勤続年数に対して給与アップもなく下手したら6年目と新卒が同じ金額ということもあり得るわけだ。
☆プライベートの時間が確保しにくい
一般企業のように17時退勤なんてことはなく早くて19時退勤、遅くて21時半退勤と生活のコアタイムのほとんどが仕事に費やしていることになる。アフターファイブで飲みに行くことも趣味の習い事を始めることも難しく、退勤後は直帰して寝るだけのことも多い。
なのでプライベートの時間といえば貴重なオフの日になるのだが、これも確約されているとは言いづらい。なぜなら、既に述べた通り、常にギリギリの人員でお店を回している為、急病などの対応は非番のスタッフが休みを返上して埋めることになる。
1日だけならまだしも、今のご時世であればコロナ感染や濃厚接触者も出勤停止になる為、最短でも10日は休みになる。その穴埋めは一体誰がするのか。
答えは簡単だ。非番のスタッフが休みを返上して勤務するしかないのだ。
ちなみに小さい子供がいるママさんスタッフがいる店舗であればこんなトラブルは日常茶飯事だ。保育園に預けても出勤した途端にお子様の体調不良で早退することもある。
そういった面でも、プライベートの時間を確保しづらくイレギュラーなシフト勤務になること多い。
私は最長で11連勤したこともあり、仲の良い上司は2週間休みなく働いていることもあった。ちなみに店長は残業代が出ない為、休み返上の分もサービス出勤になる。
☆本部の体制が変わり不信感を抱くようになった
この点に関しては社外秘なこともあり詳細は記載できないが、とにかく本部のやり方に納得できないことが増えたのだ。
それまでは細かい不満を抱えながらも、会社や上司の為に自分の中で処理して折り合いを付けながら頑張っていたのに、ある日突然体制が変わり、ギリギリのところで繋ぎとめていた命綱を切られたような感覚に近い。
これを感じているのは私だけでなく以前から働いていたメンバーが次々と逃げるように退職していっている。
言葉を選ばずに言えば、“早く辞めたもの勝ち”状態。
残れば残るほど負担は増える一方で待遇は変わらず、時間だけ搾取される残念な本部体制になってしまったのだ。
☆退職後の今、感じること
心の底から退職して良かったと思う。
というのも、退職後も交流のあるスタッフから「本当に良いタイミングで辞めたよ」と言われることが多いからだ。本部の改悪は止まることを知らないらしい。
残してしまったメンバーには申し訳ない気持ちも勿論あるが自分の人生一度きり。誰かに遠慮している暇はないし自分の力でどうしようもない環境なのであれば早々と見限って次に進むことお勧めする。
会社や上司からは「君が必要だから辞めないでくれ。今辞められたら困る」と止められることがほとんどだと思うが、それは会社側の都合であって私たちには一切関係ないことだ。適切な順序で引き継ぎをすれば必要以上に退職を先延ばしにすることはないので是非、強気な姿勢でのぞんでほしい。
ひとりでも背中を押すことができていることを願う。